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老イム コパンの物語 
■前回までのあらすじ■
コパン貝紳士ちはやの三人はショタコン淑女に囚われた一咲少年
救出しようと色仕掛けをしかけるが見事三人討ち死に!
非モテという業を背負った三人に未来派くるのか?!否、来ない!(;д;)

■本編■
ちはや  「一咲さん!生まれる前から好きでした!養子になってください!」

一咲    「えええええええええ」

アキ    「一咲さん!うちにくれば苦労はさせない!」

一咲    「お菓子いっぱいある?」

ちはや  「ある!一緒にお菓子の家で暮らそうよ!」

トゥーイ  「き、きたない!」

開幕から少年に向かって色仕掛けを試みたものの
「おいおい、倫理的にいかがなものか?」という自問自答により
原点である食い物で釣る作戦に切り替えた。

アキ    「(おもちゃ、おもちゃも出すんだ)

ちはや  「(いまねえよばか)

コパン   「(おもちゃおもちゃ)

ちはや  「一咲さん!一緒に雪遊びしましょう!」

スケイド産雪の塊を出したあたしに椅子が大好き老紳士 コパン
「しょーもないもん出してんじゃねえよ!見ておけ・・・ボクの生き様を・・・!」
と言わんばかりに前に歩を進めるとイムの着ぐるみを装着した。

コパン   「一咲くんほーらお人形あげるよー」

        ひ、卑劣・・・!

一咲    「わー」

アキ    「(ナイス!)

一咲    「どうしよう」

コパン   「きゅいきゅい!」

トゥーイ  「あああ;」

一咲    「あああああああ」

コパン   「一緒にあそぶきゅい♪」

           キャワイイ><

コパン・・・恐ろしい子・・・味方でよかったわ・・・。
自らの体を張った幼児のハートを鷲掴みという恐ろしく狡猾な作戦に
あたしは畏怖にも似た戦慄を覚えながらもときめかずにはいられなかった。

トゥーイ  「一咲さん、知らない人についていっちゃだめ・・・!」

ちはや  「コパンをあげる!」

一咲    「わーん」

コパン   「きゅーん」

アキ    「好きなだけ遊んでいいよ!」

ちはや  「コパン一咲さんをだいすきだって!」

一咲    「ほんと?」

トゥーイ  「一咲さん・・・!」

コパン   「大好ききゅい♪」

ちはや  「コパン・・・一咲さんと離れたくないよね?」

アキ    「ほらほら!」

ちはや  「泣いちゃうよね?」

コパン   「きゅーん」

一咲    「かわいい」

ちはや  「(やべえ・・・コパン・・・抱きしめたい・・・_| ̄|○)

コパン   「一緒にいかないきゅい?」

アキ    「ちー様。自重で)

コパン   「(ちょww違うところで釣れないでww)

ちはや  「(違うところに作用とかあるよね・・・)

そこにいる全ての者が老イム コパンに惑わされたかに見えたその時であった。

トゥーイ  「じいちゃんのイムより、私の方がいいでしょーw」

一咲    「∑」

トイさん自らもイムの着ぐるみを装着し、揺れる一咲さんの心を取り戻そうとした。

なんてビッチだこのメスイムめ!ちきしょう!かわいい!

トゥーイ  「あっちはじいちゃんだよ・・」

コパン   「きゅうん」

トゥーイ  「毛とかボサボサだヨ!」

コパンよりは)毛艶のいいコパンよりは)若いメスイムの降臨に辺りは騒然とした。

このままでは・・・負ける・・・!

かつてない危機感を覚えたあたしは究極にして最後の、乙女の最終奥義を繰り出した。

ちはや  「一咲さん

一咲    「??」

ちはや  「もうすぐ・・・死んでしまうかもしれないこの・・・コパン・・・・
       彼は最後まで一人で・・・」


コパン   「くはぁ ちょっと血がでたぴゅい」

ちはや  「人のぬくもりを知ることなく・・・・」

アキ    「;;」

ちはや  「一人さみしく・・・・死んでしまうの?」

コパン   「こほんこほん」

一咲    「えええええ かわいそう;;」

         そう、泣き落としだ!

ちはや  「を救ってあげられるのは・・・・」

コパン   「きゅうん」

アキ    「たのむ・・・」

ちはや  「にぬくもりを教えてあげられるのは・・・・
       あなたしかいないの・・・・」


コパン   「きゅううんきゅううん」

ちはや  「どうかをたすけてあげて・・・・」

トゥーイ  「騙されないでー!」

ちはや  「コパンは・・・コパンあなたにしか心をひらけないの!」

コパン   「寂しいきゅう・・・」

ちはや  「もしあなたにまで捨てられたら・・・・コパンはもう・・・
       しぬっきゃないよね☆


コパン   「(ちょっとまててめ∑)

ちはや  「(甘えろ!)

コパン   「一咲くんに会いたいきゅい・・・」

一咲    「うん。わかったあああ」

トゥーイ  「いやあああ 騙されないでー!・・子供いるじゃない!」

ちはや  「さあ!だきしめてあげて!」

一咲    「うん^ ^」

コパン   「きゅい♪きゅい♪」

優しい一咲少年は、残り少ない命の灯火を孤独に散らそうとする
老イム コパンの最後の温もりとなるべく、に駆け寄り、そして抱きしめた。

ちはや  「きたあああああああああああああ」

コパン   「きゅーん」

一咲    「だきしめた!」

アキ    「ひゃっほぅぅぅぅ」

トゥーイ  「な、なんてことなの・・・;」

先ほどまでの弱々しく震え、憐憫の情を誘った姿は露と消え、コパン
笑顔を禍々しいものに変え一咲さんをがっちりと捕まえていた。

一咲    「∑」

ちはや  「一日一回コパンに藁あげてねw」

コパン   「あったかいきゅい♪」

騙されたと気がついた時には後の祭りである。
「もう離さないぜ・・・よろしくな・・・ルーキー!」と、言わんばかりに
チーム[橋の上]に両肩を抱かれ、一咲さんは仲間の洗礼を受けることとなった。

一咲    「∑はっ」

047.png
騙されたと気がついた時には後の祭りであった。

ってことで今回はここまで!
長いね!次回でラストだよ!ってことでマテ次回!
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